皆さんこんにちは。　（いや、ハワイへ行くというのは嘘ですが...）
とーとつですが、Powerスクリプトにおける Boolean型の活用法の発言です。

Boolean型をどう活用するかといいますと、例えば以下のようなスクリプトがあるとします。

If dw_1.RowCount() > 0 Then
　　cb_1.Enabled = False
　　cb_2.Enabled = True
　　cb_3.Enabled = True
　　cb_4.Enabled = True
Else
　　cb_1.Enabled = True
　　cb_2.Enabled = False
　　cb_3.Enabled = False
　　cb_4.Enabled = False
End If

データウィンドウの行数によって、ボタンの使用可否を制御するスクリプトの
典型例です（実際にやっている方も多いと思われます）。

しかーし！
Boolean型を極めると、以下のように記述できるのです。

Boolean  flag
flag = ( dw_1.RowCount() > 0 )
cb_1.Enabled = NOT flag
cb_2.Enabled = flag
cb_3.Enabled = flag
cb_4.Enabled = flag

これだけのことなんですが、ステップ数を最小限にできるというメリットがあります。

ビギナーの方は「比較式の結果は常にBool値を返す」という概念が定着していない
ケースが多いように(?)見受けられます。
また、上記 ()内は、いわゆる条件式ですので、AND/OR/NOT などを組み合わせても
全然問題ありませんし、NOT を付けると True/False が逆転するということも
覚えておきましょう。

なお、
　　If IsValid(w_xxx) = True Then
などとやってしまうケースもあります。こればかりは直すように心がけましょう。
Bool値を返す関数は、それ自体が IF文の条件式にできます。したがって、
　　If IsValid(w_xxx) Then
あるいは、
　　If Not IsValid(w_xxx) Then
で十分ですね。

以上、さしでがましいようですが、社内での実例をもとに発言させていただきました。
何かのお役に立ちますことを。では。

※ 自称スペシャリストの方々は読み飛ばしてください。（最後に言うな！）