以前から気になっていたのですが、電子会議室の質問のしかた
ができてない方がいらっしゃいます。

質問の本質は、
「的確な質問に対して、的確な答えが返る」
「問いに使われた言葉が、答えに使われる」
です。

例えば、「昨日観た映画、どうでしたか？」という質問に対し
て帰ってくる答えは、「うーん、まあまあだったかな」といっ
たものでしょう。
\"どうでしたか\"という漠然とした質問を投げかける限り、漠然
とした答えしか返ってきません。これは質問のしかたに問題が
あります。

では的確な質問をするには、どうしたらいいのでしょう？
まず問題の分析と、掘り下げをすることです。単に問題がある
という状況から、何が問題であるか・問題の本質は何かという
ところを分析します。
さらにその問題要素の中で自分の経験や知識、手に入る情報か
ら問題解決に繋がるものがないか調べ、必要に応じてこれらの
情報から仮定を立てて、推論します。
ここまでくれば、かなり質問の質は変化し答えに近づくか、す
でに解決しているかもしれません。また質問の表現も違ったも
のになっているでしょう。

またこの過程を省略して、一気に問題から解決に飛ぼうとして
質問をすることも問題です。結果的に解決までに時間がかかっ
たり、問題解決できないまま終わることになりかねません。

質問する側に、こういう問題解決能力や論理的思考力が備わって
いるかどうか、質問を見ただけで分かってしまいます。